選択的夫婦別姓 反対派の「日本の全ての夫婦が同姓であるべき理由」が知りたい。
昨日の何気ない呟きにフォロワーさん以外にも反応がありました。
#選択的夫婦別姓 の何が問題で認めることが出来ないのかがほんとにわからんー
— とみ (@tomirururu) 2019年7月4日
子供が可哀想とかもよくわからん。
親が別々姓を名乗ってるからって、家族が仲良くてそれが法律で認められてるなら別に気にしないでしょ。
少子化から脱却する意味でも個を尊重する意味でも必要がある制度だと思うけどな。 https://t.co/pvs2mGXpbp
夫婦別姓制度導入についての議論をテレビやネットニュースなどで記事を見るようになってから久しく、私自身このテーマについて調べたり自分なりに考えたりすることがあって、今回の党首討論の一場面を見て思わずツイートしていました。
上のツイートでもわかるように、私は選択的夫婦別姓制度の導入には賛成です。
ただ正直、賛成派の主張(女性差別・女性の社会進出の妨げになるとか、アイデンティティーの侵害になるとか)に共感したからというよりも、「夫婦同姓にすることで不都合の方が多いとか、嫌な思いをすることがあるのなら夫婦別姓を名乗ることを選択できる制度があった方がいい」と思います。
ちなみに私は結婚という制度自体に不適合なこじらせ女なので、夫婦別姓の制度が導入されたとしても非婚主義は続ける姿勢ですが笑
逆に、「例外的夫婦別姓」にする必要や夫婦別姓にすることの問題点がよくわからないというか...
というのも反対派の主張に「反対する明確な根拠」が見出せないんですよね。
安倍さんのよくわからない反対理由
このツイートをするきっかけになった先日の党首討論会での「選択的夫婦別姓の導入に賛成するか」という問いに1人だけ挙手せず、「選択的夫婦別姓は経済成長とは関わりがない」といった安倍さんの主張。
じゃあ「夫婦別姓にすることで経済成長が見込める」ならOKってこと?
そもそもそこまで考えた発言じゃなかったんだろうけど、この発言に対して、「女性の社会進出・男女共同参画社会を認めていないような発言だ」とした批判が集まっているようです。
経済成長を論点とするなら、少子化改善のきっかけにはなるんじゃないかなというのが私の意見です。
夫婦別姓を望む人の中には「夫婦別姓じゃないから結婚しない」という人がいるわけですよね?
事実婚の場合、戸籍や扶養、財産分与等の面で本来結婚していれば当然与えられる権利が無い状態。子供が欲しくても今のままだと不安だから産むことができないと思う人は多いのではないかと思います。
そういった人たちが、「結婚して安心して子供が産める」制度ならあった方がいいと思いません?
子供が増えて経済成長も見込めてハッピーな人も増える、こんな意見でも「夫婦同姓じゃなきゃ認めないよ!」と言うなら、事実婚でも安心して子供が産める制度を作ってください。
反対派の主張が心情論過ぎて議論になってない
これまで夫婦別姓制度が議論される中、反対派の主な主張としては
・家族の絆・一体感がなくなる(離婚が増える、夫婦・親子の絆が断たれるなど)
・日本の伝統を壊したくない
大きくこの二つがもっとも多いと思います。
特に上の方の意見をよく目にしますね。
言いたいことはわかるのですが、どれも憶測とか心情論。
問題点というよりも「こうなり得る心配がある」って感じ。
だからこのテーマの議論になった時、当事者では無い立場から反対派の意見を聞くと「いやいや、そんな理由なら選択的夫婦別姓制度ができた方が幸せになれる人も増えるからいいんじゃないの?」と思ってしまいます。
子供の有無とか、二世帯同居か核家族かとか、共働きそれとも専業主婦・主夫かとか夫婦によって様々な形があるんだから、名字が別々なくらいで「家族の絆が断たれる」原因にはならないと思いますよ。
家族の絆ってそんなに脆弱なものでは無いはず。
そもそも結婚前からの名字を使い続けるだけの話だし。結婚して同じ名字名乗りたい人はこれまでの慣習に従えばいいだけだし。
(私自身はあくまでも夫婦別姓にデメリットが無いと考えているから賛成というスタンスです。)
なので、できれば経済や政治に詳しくない私でも納得できる「日本の全ての夫婦が同姓であるべき理由」を教えてほしいですし、その意見から議論を重ねることが大事だと思います。
今のままでは反対派の矛盾点や根拠のない憶測しか出てきてないから議論のしようがない気がする・・・